留学・ワーホリ行く前に手続きしておかないと無駄なお金を払うことになる!?
海外に行くと決まったらやらなければいけないことが沢山ありますよね。特に市役所・区役所で行う手続きは色々あって何をしたらいいのか分からない。と私も思っていました。ですがやるべきことが分かっていたら1日で簡単に済ませられます。今回は海外に渡航する前に確認しておくこと、手続きしておくことをお伝えします。
日本にいる間にしておくべきことは大きく分けてこの4つです。
・海外転出届
・国民健康保険
・国民年金
・マイナンバー
それぞれの申請方法についてこれからご説明します。
海外転出届
海外転出届とは?
海外に長期での留学やワーキングホリデー、移住する方などが日本から出るという報告をする書類のことです。これは住民票を日本から抜くということです。
届け出は、本当はしても、しなくてもどちらでもいいんです。日本に残しておくこともできれば抜くこともできます。ですが、住民票を日本に置いたままにしておくと必要ないお金まで払わなければいけなくなります。国民年金や国民健康保険などを日本にいないのにも関わらず支払うことになります。(住民票を残したままだと日本に住んでいることと同じ事なので。)
なので海外に行くのであれば、特に長期で考えている人は抜いて日本を出ることを勧めます。そうすればお金を払う必要はありません。
ですが年金は払った分だけ老後に返ってくるものなので払っておきたい方もいるはず。年金については住民票を抜いていても払いたい方は支払い続けることは可能です。ちなみに私は年金もすべて払っていません。
こちらの海外転出届は、日本を出る14日前までにお手続きする必要があります。
また、帰国後も14日以内に住民票の手続きをしに行きましょう。帰国後の手続きの際にはパスポートが必要です。いつ帰国してきたのかを確認するためです。
海外転出届を出すときに必要なもの
・本人確認証
・委任状(代理人の場合)
※市町村によって異なる場合があるので、HPなどで必ず確認してください。
まとめ
・海外転出届=住民票を抜く
・海外転出届を出すと、海外にいる間は国民年金や国民健康保険を支払う必要はない。
・海外転出届を出さず住民票をそのまま残しておいた状態にすると国民年金や国民健康保険を支払う必要がある。
・海外転出届を出したとしても(住民票を抜く)年金は支払い続けることが出来る。(任意)
国民健康保険
国民健康保険とは?
国民健康保険(国保)とは、病気やケガをした場合に安心して医療を受けることができるよう、加入者が普段から保険料(税)を納め医療費の負担を支えあう、助け合いの制度です。(公益社団法人 国民健康保険中央会HPより)
簡単に言うと会社の健康保険に入っていない方が加入する保険になります。
私の場合は退職後に国民健康保険に入りました。おそらくほとんどの方が会社を退職後にワーホリや留学に行く人だと思います。なので、会社を辞めてから日本を出るまでの間は国民健康保険に加入する必要があります。そして、会社の健康保険が適用されなくなってから14日以内に国民健康保険の加入手続きをする必要があります。加入したときだけでなく、脱退するときも同様、14日以内に市区町村の窓口に届け出をしてください。つまり、日本を出る前14日以内に手続きをするということです。
国民健康保険を脱退してからは保険がきかないので脱退する日にちなどは間違えないように注意してください!
※海外にいる間の保険は海外保険に加入する必要があります。
国民健康保険に加入・脱退するときに必要なもの
・マイナンバー
・本人確認証(顔つきのもの):運転免許証、パスポートなど
・委任状(代理人の場合)
※市町村によって異なる場合があるので、HPなどで必ず確認してください。
まとめ
・退職後は14日以内に国民健康保険に加入
・出発日14日以内に国民健康保険を脱退
・脱退後は保険がきかない
国民年金
国民年金とは?
国民年金は20歳以上60歳未満の国民全員が必ず加入することになっている年金のことです。
国民年金は、海外転出届の説明欄にも書きましたが転出届を出すことにとって支払いが不要になります。ですが、1つ念頭に入れておいてもらいたいのが、年金は払った金額によって老後に受給される金額が変わってくるので、この期間の支払いを辞めると老後にもらえる金額が減額されることになります。それでは困るという方は転出届を出しても継続して年金を払い続けることも可能です。
国民年金は退職後、14日以内に厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。もしくは、家族が厚生年金に加入されている方は、扶養に入ることもできます。どちらかは選択可能です。扶養に入る場合は、配偶者の会社側での手続きが必要になります。
国民年金の加入・脱退に必要なもの
・年金手帳
・退職日が証明できるもの:離職票、健康保険資格喪失証明書、退職証明書など
・身分証明書(顔つき):運転免許証、パスポートなど
・印鑑
※市町村によって異なる場合があるので、HPなどで必ず確認してください。
まとめ
・国民年金の支払いは払っても払わなくてもどちらでもいい(任意)
・退職後は国民年金に加入、もしくは厚生年金に加入されている家族の扶養になる必要がある
・加入する際は、退職日が証明できるものが必要
マイナンバー
マイナンバーとは?
住民票を有する全ての方に1人1つの番号をお知らせして、行政の効率化、国民の利便性を高める制度です。(J-LISのHPより)
マイナンバー・通知カードは行く前に返納が必要になります。返納後は、きちんと保管しておきましょう。また、帰国後には再度申請する必要があります。
※ニュージーランドでは銀行口座を開設する際に、自分のマイナンバーが必要になるので、コピーしておくかナンバーをメモしておくことをお勧めします。
マイナンバー返納に必要なもの
・身分証明書(顔つき):運転免許証、パスポートなど
・マイナンバー
※市町村によって異なる場合があるので、HPなどで必ず確認してください。
まとめ
・マイナンバー返納後は自分で保管
・マイナンバーのコピーかメモを残しておく(ニュージーランドの場合)
最後に
以上の手続きは基本的には14日以内にする必要があります。帰国する際にも帰国して14日以内ということを忘れないでおきましょう。この4つの手続きを済ませていれば問題ないです。会社を辞めて海外へ向かう人は退職後から出発までの間は国民健康保険や国民年金に加入しなければならないのでその手続きも忘れず行いましょう。