こんにちは。海外・健康情報をFREEナLIFEに掲載中のjudyrabiit(@judyrabiit.1)です!
2020年に入り、徐々に世界に広がっていったコロナウイルス。
ニュージーランドで仕事をしていて対応の速さに驚きました。
私が感じたニュージーランドの凄さについて書きたいと思います。
ニュージーランドのコロナ対策の徹底ぶりに脱帽
3月に入り、いよいよニュージーランドにも2,3人のコロナ感染者が出てきました。
感染を知る前から私の働いていたカフェでは、手洗い、消毒そして顔は手で触らない。
それに加え、お客さんとの握手や一定の距離を取るなどを気にしながら働いていました。
というのも、私の働いていた場所がテカポという世界中からの観光客が訪れる場所であり、色々な国からのお客さんが訪れるので特に気にかけなければいけない場所だったと思います。
中国からの観光客は1月下旬から一気に減り、3月になるとヨーロッパでは感染の拡大が広がっていたので、フランス語を話しているお客さんが来ると、「まじかー。」と思うことも正直ありました。
そして、いよいよニュージーランドにも感染者が発覚しました。
ニュージーランド政府は感染が発覚した とほぼ同時のタイミングで海外からのクルーズ船を一部入国拒否にし、そのおよそ3日後くらいには、自己隔離の要請を出していました。
何もなかった日から1週間後にはすでに国が動き、レベル4だった警戒レベルがレベル3に引き上げる段階まで急速に事態が変わりました。
仕事場の対応
仕事場でも日々対応が変わっていきました。
まずは、感染者が出たと発表された日の翌日からスタッフは全員マスクを必ずつける。
そして、一人ひとりにアルコール消毒液が配布されました。
お客さんにも理解してもらえるように、張り紙をしてお客さんにも気になる方がいたらアルコール消毒が出来るように数か所に消毒液を設置していました。
その後、数日でレベル4になったニュージーランド。
飲食店は、お客さんの名前や住所などの情報を必ず記入しなければ外食することは出来ない。そして、並ぶ際には1メートル間隔を絶対に保たなければならない。
という条件だったので、すぐ対応を行いました。
・必要な情報を書くための用紙をセット。
・1メートル間隔にテープを張り、お客さんに促す。
さらに、ニュージーランドはカフェ文化で、コーヒーを飲む文化が根付いています。
そしてエコ文化もあり、マイカップを持っている人が沢山いるんです。
ですが、このような状況なので、接触することを避けるためマイカップは受け取らないようにしていました。
政府からの要請で、お客さんも理解してくれてとくにクレームをいうような方はいなかったです。
お客さんが食べ終わったら手袋をし、お皿を片付けその後、机といすは徹底して消毒していました。消毒していない机にお客さんが座らないようにも徹底していました。
スプーンやフォークも、もともとはそれぞれの机に置いてあり、セルフで取るタイプだったのですが、一つ一つナフキンに包んで提供する形に変わりました。
こんなに急速に状況が変わると思っていなかったので、私自身も気を付けなければいけないと自覚しました。
そして、この2日後にはロックダウン、レベル3へと引き上げられ、カフェは4週間休業となりました。
この時点でのニュージーランドでの感染者は100人超えていないくらいの人数でした。
他の国に比べたら、感染者はまだ少なくロックダウンになるとは思ってもいませんでした。ですが、この要請を出した政府はすごいとも思いました。
特に、ニュージーランドの入国審査は世界の中でも厳しいと有名なので、海外からの入国拒否も対応が早く、国を守ろうとする気持ちが強い国だなぁと感じます。
カフェもそうですが、本当に対応が早く、すぐミーティングを行い、ちゃんと徹底していて、その環境で働いていたので自然に自分も徹底するようになりました。
海外で働くときに気を付けてほしいことはこちらの記事☆
日本の対応は?
4週間休業に入り、ビザの期限も残り少なかったので、私は急遽日本に帰国することになりました。帰国するときは、カフェのみんなからも「本当に気を付けて。」と何度も何度も言われ「死ぬなよ」とも言われたほどにみんな危機感を持っていました。
最終日には、消毒液とマスクと手袋をくれました。
空港の入り口には警備の人がたっていて、パスポートを見せなければ建物自体にも入れないようにされていて、本当にただ事ではない雰囲気でした。
徹底された国から日本に帰ると規制の緩さに驚きです。
普通にお店に入っていくお客さん、そして、特に徹底されているとは思えないお店側。
自粛要請なので、それぞれのお店によって対応は変わっては来ますが、、、
ちゃんと徹底された場所で働いていたので余計にもう少し徹底した方がいいのではと感じてしまいます。
ですが、私がもしニュージーランドに行っていなかったら、そうは思っていなかったかもしれません。国から指示されたことは私も絶対に守らなければいけないことだったのでそれが当然のことだという気持ちになりました。
そう思わせてくれた、ニュージーランドでした。
なので今の自分にできることを徹底して行い、少しでも自分の大切な人達、そして、自分の命を守りたいと思います。
追記(2020年5月現在)
すでにニュージーランドはロックダウンを解除し、世界中からコロナの封じ込みに成功した国として賞賛されています。政府の判断力、決断力そして、政府の指示にきちんと従う国民みんなが一丸となったからこその結果であることが分かりました。
日本中が一丸となって終息に向かえますように。
追記(2020年8月現在)
今もなお、世界中がコロナと戦っています。
ニュージーランドでは、102日ぶりの感染者が発見されましたが、すぐに都市をロックダウンするという行動の素早さ。今後もニュージーランドがどのような計画を発表するのか目が離せません。